4連覇を逃したレスリング吉田沙保里選手は引退するのか?するべきなのか?

迷わない力 ―霊長類最強女子の考え方

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最強・吉田沙保里が敗北で4連覇ならず

リオオリンピックで、圧倒的な強さをもって金メダルを続々と獲得していった日本の女子レスリング。

前日の3連続金メダルを受けて、満を持して登場した「栄ジャパン」のキング、いやクイーン。

霊長類最強と讃えられるオリンピック3連覇中のチャンピオン吉田沙保里が登場した。

レスリング女子53キロ級。

順調にポイントを積み上げていった吉田沙保里は、順当に決勝進出。

そして日本時間の8月19日早朝、4連覇をかけた決勝で米国のヘレン・マルーリスと対戦。

まさかまさかの敗北を喫し、銀メダルに終わった。

日本国民に期待され、確実とも見られていたオリンピック4連覇は実現しなかった。

繰り出されなかった必殺の高速タックル

試合後のインタビューでは、

吉田は「メダルが目標だったんですけれど、最後の最後で負けてしまい悔しいです」と語り、涙で言葉を詰まらせた。対戦相手については、過去にも戦ったことがあると話すが、「全然パワーも違い、減量に苦しんでいたけれど、あれだけ動けて強い相手を倒してきたので、本当に強いです」と負けを認めた。

参照:ヤフージャパン

男性以上に強く、誇らしげで、ある意味男前な吉田が、人目もはばからず号泣する姿に、多くの日本国民が胸を痛めたことでしょう。

「ごめんなさい」と謝罪を繰り返す吉田に、思わずインタビュワーが慰めてしまう姿が印象的でした。

僕はもちろんレスリングをやったことはありませんが、オリンピックの度に「詳しくなった気になる」エセレスリングファンです。

3連続金メダルを達成した初日の3人が、いずれも苦しい展開から逆転で勝利したところを見ていたので、やはり「日本は強い」とはいえ、世界との差が大きく開いている訳ではないのだと感じていました。

しかし、3連覇中の吉田選手はやはり別格であると誰もが思うところ。

準決勝までは危なげなく勝利を積み重ね、望んだ決勝戦ですが、やはりこの試合だけはいつもの吉田選手の「圧倒的な強さ」を感じることはできませんでした。

吉田選手の代名詞でもある相手の片足を狩るように奪って倒す「高速片足タックル」は発動されず、後手後手にまわったところで、相手の反撃を許し、ポイントを奪われてしまいました。

本人曰く、気持ちの問題。過度のプレッシャーはどう影響したのか?

吉田選手本人は、敗因について「最後は気持ちで負けました」と気持ちの勝負で上回れなかったという部分を強調していました。

確かに相手のマルーリス選手には、王者を倒して金メダルをとるんだという鬼気迫る気迫を感じました。動きも力強く、スピードもある。

24歳という若さを考えれば、これからの女子レスリング界を引っ張っていく存在になるのでしょう。

しかし彼女もまた、アテネ五輪で躍動する吉田沙保里の姿を見て、レスリングに打ち込み、オリンピック出場を目指してきた「吉田チルドレン」の一人。

憧れの存在に打ち勝ち、金メダルを勝ち取った彼女の努力と快挙に対して、素直に拍手を贈りたい。

対する吉田沙保里選手ですが、やはりメンタル面で、特に4連覇に対するプレシャーというのはかなりあったと思います。

33歳という年齢による精神面、体力面の衰えは確実にあったはずです。

痛む身体に鞭打って、弱気になる心にゲキを飛ばし、彼女は最後かもしれないオリンピックの大舞台に立ったのです。

最後には力尽きましたが、これこそが筋書きのないドラマであるスポーツの醍醐味でしょう。

あの吉田沙保里でさえ、自分の実力を発揮できなければ負けてしまう場所、そして容易に自分の力を出すことができない場所。

改めて、3大会連続で金メダルを獲得してきた偉業を称えると共に、今回のオリンピックでメダルを獲得したすべての選手に対して畏敬の念を抱きます。

吉田沙保里は引退するのか?するべきか?

今後については「気持ちをしっかり切り替えたい」と話し、進退については明言を避けた。

参照:ヤフージャパン

と吉田沙保里選手は今後について名言は避けましたが、今回のリベンジのために東京オリンピックを目指すとすれば、彼女は37歳。

大会までの4年間を今と同様のトップレベルで過ごすことができるかといえば、いくら吉田沙保里であっても疑問を思わざるを得ません。

確かに、地元日本で行われる久しぶりのオリンピック、人生において二度とないかもしれない東京オリンピックですから、出場したいという気持ちは当然あるでしょう。

しかし、現実問題として、僕の考えでは「吉田沙保里選手はこの大会を持って現役を引退するべき」だと思います。

オリンピックの仮はオリンピックで返すしかありません。

この後の世界選手権で優勝したとしても、今回の敗北を忘れることはできないでしょう。

東京オリンピックを目指して4年間、過酷なトレーニングを続けるか。

それとも、現役を引退して、打ち込み続けたレスリングから離れ、もう一つの新しい人生を歩み始めるか。

僕は吉田選手には、ぜひ後者を選んでいただきたい。

彼女は僕達常人が想像もつかないくらいがんばってきました。

疲弊した心と身体を休ませ、リフレッシュする機会が絶対に必要です。

ちょうど、親友の澤穂希さんは、新婚&妊娠中でお休みの真っ最中。

澤さんと一緒にゆっくりと穏やかな時間を過ごして、レスリングのことなどきれいさっぱり頭の中から消し去って、一人の人間として、女性としてのありふれた生活を楽しんで欲しいと思います。

吉田選手が引退することで、必ず、同じ階級にも彼女の意志を継ぐ、選手が出てくるはずです。

人生のリフレッシュが終わった暁には、吉田選手には再び指導者としてマットに戻ってきていただき、今度はオリンピック4連覇を達成する選手を自らの手で育て上げて欲しいものです。

吉田沙保里選手、お疲れ様でした。

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