【シンプルライフ】先輩ミニマリストの部屋・服・持ち物。物を持たない暮らしの真髄は「物を減らす」ことにあらず

9417454aea22d3f840528cbf8f46feb4_s

究極のシンプルライフ「物を持たない暮らし方」であるミニマリストが一つのライフスタイルとして受け入れられつつある昨今だが、ただ「物を減らす、少なくする」ということがミニマリストの本質ではないと、先輩ミニマリストたちの暮らし・部屋・服・持ち物・考え方から学ぶ。

スポンサーリンク
アドセンス大

物を持たない暮らしでシンプルライフ=ミニマリスト

ミニマリストとは、もともと「最小限度の要求を掲げる社会主義者の一派をいう(参照:コトバンク)」そうだが、現在、一般的に使われている「ミニマリスト」は、物であふれた現代人の暮らしが必ずしも幸せではないことに気づき、「余計なもの、過分なもの」を生活から排除して「物を持たない暮らし」をすることで、シンプルライフを追求しようという考え方、ライフスタイルである。

この思想は、大学生からシニアまで、幅広く受け入れられつつあり、ある種、資本主義社会の象徴だった「物があふれた豊かな社会」とは正反対の暮らしを求める人々が増えているという。

ミニマリストがブームとなり、次第にそれが「当たり前に選択できるライフスタイルの一つ」として定着してくる時期にあって、「物を持たない暮らし」=ミニマリストとはいったいどんなものかということを人生の先輩である賢人の知恵を借りて、学んでいきたいと思う。

ドミニック・ローホー氏に学ぶ「シンプルリスト10」

文筆家・ドミニック・ローホー氏はソルボンヌ大学で修士号を取得後、アメリカ・日本などで教鞭をとる。

30年以上前から日本の仏教や禅の文化を通じて、「シンプルな生き方」をテーマにした著作などを発表している。

ドミニック・ローホー氏が掲げる「人生後半を軽く生きるためのシンプルリスト10」がこちら

  1. 魂を養うものだけをそばに置く
  2. 時を経て美しくあるものは長く持つ
  3. ものに対し「これは私を快適にするか?」と常に問う
  4. 「高価なもの」ほど手放すべきと考える
  5. ものに対して「情け」はかけない
  6. 「飽きる」ことに罪悪感を抱かなくていい
  7. 同じ用途のものなら、より小さく、より軽い
  8. 最高のものに出合うための「トライアル投資」は惜しまない
  9. 気に入った宿の調度品に学ぶ
  10. 日用品こと上質なものにこだわる

「人生後半」と銘打たれてはいるが、この考え方は当然、年齢や世代に関係なく、シンプルライフに用いることが可能なものだろう。

もの選びは友人選びに似ている

ドミニック氏の言葉で印象的なのは「もの選びは友人選びに似ています」というもの。

人間関係・友人関係も相性が良かったり、一緒にいて心地よかったりしなければ長くは続かない。

物と人との関係も同じで、ずっと付き合っていたいと思える「物」を見極めることが出来れば、

自然と持ち物は少数に絞られてくる。

少なさは贅沢である

ドミニック氏は京都在住。

シンプルを極めたライフスタイルで「本当に気に入ったもの」だけに囲まれて生活をしている。

持ち物の多さは豊かさの象徴であったら、現代は「ものがあふれる暮らし」が当たり前になってしまった。

しかし、それだけものがあふれていても、そのうちのいくつが、持ち主の心を豊かにしてくれるのか?

押し入れにしまってあるだけのもの、決して使い勝手は良くないが我慢して使い続けているもの。

それではまるで「ものの奴隷のような暮らし」であるとドミニック氏は言う。

自分自身が心地よい暮らしを手に入れるためには、強い決意を持って「ものを厳選した暮らし」」を選択する必要がある。

そして、その暮らしこそ「現代の贅沢」といえるはずなのである。

先輩ミニマリストが「死ぬまで持ち続けたいもの」リスト

ドミニック氏が初公開した「死ぬまで持ち続けたいリスト」が非常におもしろい。

  1. 「記録用のノート」は大切な人からのメッセージや、覚書、著作用のメモに使用するため、気に入ったものを複数所有
  2. 「茶の香りが染み込んだ急須」毎日欠かさず飲む中国茶用
  3. 「エルメスの手帳」日常生活に必要な情報はすべてこれに集約
  4. 「職人の手による財布」100を超える試行錯誤の上にたどりついたフランスの職人による手作り品
  5. 「鯖江市で作った眼鏡」読書用に鯖江市まで出向いてセミオーダー
  6. 「多機能おろし器」100円ショプで購入。スライサー、ピーラー、パスタ計量ができる
  7. チタン製のシャモジ」熱に強く、スープもすくえる優れもの
  8. 「韓国箸」ステンレス製の箸。四角くて転がらないのがストレスフリー
  9. 「柘植の櫛」築地の専門店で購入。髪をとかすほどに艶が出てリンスいらず。
  10. 「髪留め」パリで購入したこだわりの品

ふだんご飯をかき混ぜる担当としては、気になるのがチタン製のしゃもじ。

異物混入、乾燥機によるへたり、環境ホルモン問題を全て解決した洗いやすく衛生的な「しゃもじ」とのこと(参照:ののじHP)。

常に持ち歩く財布や手帳は、トライアル投資を惜しまず、「納得して選び抜いた必携品」。

人がものを使う時に重要なのは、そのものを使うという行為に「満足しているか、ストレスを感じているか」だという。

毎日使うものだからこそ、1日1日の積み重ねが重要。

使い心地にこだわることで、生活の満足度を上げることに繋がる。

リストには、100円ショップの品もあり、決して「高価である」ことに価値があるということではない。

使い心地が良くて、長く持つなら、それで結構。

ドミニック氏は「高価なものほど手放すようになりました、そのほうがずっと気楽になるからです」と話す。

ドミニック氏の著書⇒シンプルだから、贅沢(Amazon)

 木工デザイナー・三谷龍二氏のミニマリスト部屋

普段使いの木の器を作る木工デザイナー・三谷龍二氏は、2年前まで8.2坪の小屋で20年間暮らしていた。

1994年、自身が40歳の時に、ものがあるれる時代への違和感から、「必要なものとそうでないものを見極めたい」と小屋ぐらしを始めた。

設計を担当したのは、「食う寝る遊ぶ 小屋暮らし」の著者である建築家の中村好文氏。

小屋暮らしに三谷氏が求めたのは、簡素でありながら豊かであること。

一番大切なのは空間そのものの質であり、暮らしに必要な火、水、光がきちんと整い、心地良自分の居場所があることだという。

ちなみに、三谷氏が小屋で一番気に入っていた場所は薪ストーブの傍らにある椅子とテーブルだそう。

何を持つか、持たないかは「旅行鞄の中身選び」に似ている

不思議と居心地の良い三谷氏の小屋だが、絶対的なスペースは限られる。

もちろん多くのものは持てないので、持つ持たないの選択をする必要がある。

「何を持ち、持たないでいるかは、旅行鞄の中身を吟味しているのに似ています」と三谷氏は語る。

旅行に何を持っていくかは、どんな旅にしたいかで決まる。

海に行くのに、海水浴をしたければ水着を、釣りをしたければ釣り竿を持っていく。

住まいも同じで、時間をかけてものと向き合い、取捨選択を繰り返していると、自然に「自分らしい」暮らしのカタチが見えてくるのだという。

キーワードは、「自分らしい暮らしに必要なもの」だろう。

三谷氏は「狭くて窮屈だったり、何かを持たずにいることを我慢して暮らしたりするのでは意味が無い」と言う。

例え狭い部屋でも、自分自身が心地よく、豊かな時間を過ごせるのであれば、それが一番大事だということだ。

ミニマリスト部屋には「使わないもの」も必要

ミニマリストと言うと、極限まで物を減らすことに注力してしまいそうだが、

三谷氏は「使わないものも必要」と語る。

音楽や絵画などの芸術と同様に、生き生きとクラスためには、「有用で美しいものと、無料だけれど心躍るもの」のどちらも必要だという。

そのものを「使う、使わないだけで選ぶのではなく、あくまでも「その部屋で心地よく暮らせるかどうか」が重要なのだ。

そのためには、使わないオモチャや飾ってあるだけの絵画も、当然「必要なもの」ということになる。

人の暮らしに何が必要で何が必要でないかを、小屋で暮らした20年で身を持って考えて、生きてきた三谷氏。

氏は言う「僕としてはものを買う喜びも捨て難い」と。

ものを買う=時代感覚も大事にしながら新鮮な気持ちで暮らしたいから、だという。

重要なのは、しっかりと「ものを選ぶ」ことで、自分の好きなものを見つけ、好きな暮らし方を実現することなのだ。

大切なのは「物を減らす」のではなく「物を選ぶ」こと

ミニマリストというと、とにかく部屋の中にあるものを片っ端から捨てて、

ついには布団やベッドも捨てて寝袋で寝ているという若者がテレビに登場したりするが、

あれは「ミニマリストの意味」を少々、過剰に履き違えているものと思われる。

賢人から学べること、ミニマリストの真髄とは「物を減らす」のではなく「物を選ぶ」ことにある。

自分にとって何が重要で、何が不要なのか。

自分が理想とする「豊かな暮らし」を実現するために、側に置いておく、常に持っておく必要があるものは何か。

そういった観点で、物を選び、選択していく。

その過程で必要ないと思ったものは処分すれば、自然と「必要なものだけ」が残っていく。

ミニマリストだからといって、持ち物や物に対する欲求を削り落として、修行僧のような生活をしなければいけないことはない。

自分の人生を豊かに、幸せにしてくれる「厳選された物と共に暮らす生活」。

それこそが、現代人が真に求める「ミニマリスト」の姿だろう。

(この記事、以後必要に応じて加筆いたします)

今回、ミニマリストのお勉強に使った本

日経おとなのOFF2016年4月号

本物のミニマリストとは何か?

ブームに乗せられて、ただいらないものを片付けるだけではなく、

賢人たちに学ぶ「ミニマリストの極意」とは?

賢人ミニマリストたちの著書

フランス人ながら、京都にて和風ミニマリスト生活を極める賢人ドミニック・ローホー氏の著書。

20年の小屋暮らしで極めた「小さくてシンプル」かつ豊かな時間を過ごす賢人ミニマリスト・三谷氏の著書。

Facebook・Twitterで更新情報発信中です!


神紅堂書店facebookページはこちら

アドセンス関連記事
スポンサーリンク
アドセンス大
アドセンス大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

試しにフォローしてみる!

アマゾン