仕事と働き方

フリーランス・独立開業で成功するための「メンタル力」とは?

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フリーランスや個人事業には強靭なメンタルが必要だ

フリーランスや個人事業として独立するということは、限りない自由と引き換えに、勤務していた会社という大きな後ろ盾を失うことでもあります。

サラリーマンの頃には、「こんなろくでもない会社」と思っていたのに、実は退職してからその大きさに気がつくということは多々あります。

会社員は、「会社」という大きな看板がバックについている、その名前があることで、取引先の丁寧に応対してくれますし、話も聞いてくれるのだということを忘れてはなりません。

会社員は、多かれ少なかれ、会社に守られているのです。

仕事の失敗をカバーしてくれたり、病気になって会社を休めば、仕事を代わりに手伝ってくれる同僚もいます。その「安心感」が会社に雇われるという働き方の大きなメリットでもあると言えるでしょう。

 

しかし、一度会社を離れ、独立してしまえばそういう訳には行きません。

仕事に関するすべての責任は、代表者である自分がとらなければなりません。

ミスをしたら、怒られるのは当然自分です。

上司も部下も代わりに謝ってはくれません。

風邪をひいて困るのは自分です。

誰も手伝ってはくれません。自分でなんとかするしかないのです。

 

また、これまで取引してくれていた会社が、独立した瞬間に手のひら返すなんてこともあるでしょう。

それはつまり、務めていた会社のブランドや看板があったからこその取引であって、独立して会社から離れたフリーランスや個人事業など相手にする気はさらさらないということです。

そんなドラマのような「切り捨て劇」も、決してフィクションの世界の中だけで行われる話ではありません。

 

だからこそ、身一つで独立開業したり、フリーランスとして頑張っていこうという皆さんは、そんな過酷な状況、ひどい仕打ちをうけても決して打ち負かされることのなり「強靭なメンタル」を身につける必要があります。

①独立して成功するために必要なメンタルを鍛える方法

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今回は、独立・開業を志す人のための専門誌「アントレ」の2016年秋号に掲載されていた特集「稼ぐ覚悟はこうして磨く 独立はメンタル!」をテキストに、「成功するためのメンタル術」を学んでみたいと思います。

金森重樹氏による禁欲作戦とトラブルの外部化

ふるさと納税ブームの頃、やたら高額納税をしてその返礼品で暮らしているとメディアで話題になっていた実業家の金森重樹氏。

自身は企業後に1億円以上の借金を背負いながら、それを巻き返し、現在は会社経営などで年収7億円を稼ぎ出すというスーパー起業家です。

彼のメンタル術におけるキーワードは「禁欲」。

金森氏がやったのは「質素倹約を続けて種銭を増やし、投資に回しただけ」だという。

そういった禁欲を続けることで「眼の前の欲望が我慢できずにお金を目減りさえた人」とは、大きな差が出るということだそうです。

 

金森氏はスタンフォード大学の「マシュマロ実験」を例に出し、欲望を遠ざけることの重要性を説きます。

人間の欲望というのは際限のないもので、決して満たされることがないというやっかいな代物です。

欲望が絶対に駄目だという訳ではありません。「成功したい」という欲がなければ、独立しても成功しないでしょう。

しかし、物欲や金欲など、ありあまりすぎると人間を駄目にしてしまう欲望については、制限することが必要です。

普段の生活の中で「もし〜だったら、〜する」というルールを設けることを推奨しています。

例えば、通勤途中の朝の珈琲。

最近はカフェだけでなく、コンビニで美味しい淹れたて珈琲が飲めますから、ついつい毎日飲み続けるという結果になって、無駄なお金を使うことになりかねません。

そこで、カフェやコンビニなど、誘惑の元になるような存在の前を通らないとか、道を変えるとか、根本から接触を絶ってしまえば、節約がしやすくなるということです。

ただし、その「ルールを守る」という心の強さが必要なのは言うまでもありません。

トラブルを遠ざける外部化のススメ

フリーランス、独立開業をして仕事を続けていると、いろいろな問題やトラブルに直面します。

忙しい仕事を抱えている中で発生するトラブルほどやっかいなものはありません。

一人フリーランスなどは、それこそ誰も助けてくれないので、トラブルで頭の中がいっぱいになり、本業に支障をきたすという最悪のトラブルが巻き起こりかねません。

 

トラブルというのは苦しみでありストレスです。

金森氏はそういった心や体の負担になるものの処理を外部に委託することで、自己を安定させることを推奨しています。

つまり、仕事の問題、プライベートの問題などをすべて自分で抱えて解決しようとせず、可能なものはトラブル解決の専門家に依頼をして、代わりに解決をしてもらう=トラブルの外部化を行うということです。

士業などその道の専門家や、仕事仲間のプロフェッショナルたち、もちろん家族が助けてくれることもあるでしょう。

自分の身にあまるトラブルや、抱えきれない問題などでも、専門家であれば相応のコストですっぱり解決してくれるとあらば、その方が時間節約にもなりますし、心の平穏にもつながります。

 

僕も一人でフリーランスとして仕事をしていますので、業務のアウトソーシングを行うための仲間とはしっかりとつながりを持っています。

また、仕事柄、様々な業種の方と知り合う機会がありますので、僕のクライアントだった人が、逆に僕の仕事を請け負うなどということもあります。

取引相手には弁護士事務所もいくつかありますので、何か大きなトラブルに巻き込まれても、とりあえず相談先には困りません。

そういった「あてがある」というだけでも、安心できるというものです。

②近い目標と遠い目標を決めておく

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なでしこジャパンの大儀見選手の元夫として有名なメンタルトレーナーの大儀見浩介
氏は、夢や目標を実現する過程を明確化することが重要だと言っています。

明確な夢や目標があることえ「やってやる、やれそうだ」という気持ちが自然とわいてくる。それを心理学的用語で「内発的動機」と言います。

誰かに強制されたり、やらされたりすることは「外発的動機」と呼ばれ、前者のほうがより目標実現への効果を高めることが実証されているとのこと。

つまり、フリーランスや独立開業を志す人は、自分の目標やビジネスプランを明確にすることで「内発的動機」を高めることが重要だということです。

できるだけ具体的なプランを立てる

仕事のモチベーションアップのためには、目標を立てることが不可欠ですが、その目標はできるだけ具体的な方が効果的とのこと。

それはビジネスの場合も同じこと、一週間後、一ヶ月後、三ヶ月後、半年後、一年後と細かく、具体的に、「何をするべきか」を考えて実現する努力をしていくことで、より大きな目標の実現につながるのです。

売上目標などを決めておくのも一つの手でしょう。

1年間にどれくらいの収入が得られるかという目標を立て、それを実現させるのは、決まった給料をもらっているサラリーマンではできない、独立開業者の特権でもあります。

僕の場合は、1ヶ月の売上目標をある程度定めて、それを超えられるか、どれくらい上積みできるかを一つのモチベーションにしています。

目標は、「現状から10%アップ」が伸びる

目標や夢があるのは良いことですが、あまりにも高い目標を掲げても、挫折するだけです。

昨日テニスを始めた人が、いきなりウインブルドンを夢見ても駄目なのと同じです。

大儀見氏の話によると、最も良い結果を導き出すには「現状から10%アップ」くらいを設定しておくことで、実現可能性も高くなり、内発的動機もジャンジャン湧いてくることになるようです。

その月の売上が100万円なら、その次の月は10%アップの110万円を目指す。

それが実現できたら、またその10%アップ。

そうやって、少しずつ階段を登りながら、大きな目標を実現させるのが、実は遠回りのようで一番確実な道なのでしょう。

孤独感を払拭し、あせらず、自分のペースを確立する

フリーランスや一人で独立開業した人などは、ある意味、孤独な存在です。

周囲に助けてくれる人はいますが、それでも、大きな責任を一人で背負ったり、一人黙々と作業をすることの孤独感というのは、実際にやってみた人でしかわからないものです。

相談などがなかなかできず、一人で仕事をしていると、焦りというものが生まれてきます。

本当にこれでいいのか?

ライバル会社はもっと大きな仕事や売上を上げているようだ

など、悩みは尽きません。

しかし、そんなときこそ焦ってはいけないのです。

フリーランスや個人事業では、そもそも人手が足りません。

自分一人でできることは限られています。

必要なのは、自分の仕事のやり方やペースをしっかりと確立し、効率よく、レベルの高い仕事を継続して行っていけるような体制を整えることです。

独立したては、その「仕事のやり方」が確立していないため、いらぬトラブルや問題を抱えることも多いです。

こればかりは試行錯誤を繰り返して、自分のペースを作っていくしかありません。

しかし、その「独自の仕事のやり方」が一度出来上がってしまえばこちらのもの。

結果がついてくれば、さらに仕事を楽しんで進めていくことができるようになるでしょう。

 

ストレスはない方が良いに決まっている

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僕はフリーランスとして8年間働いていますが、実感として間違いなくサラリーマン時代よりストレスフリーです。

特にやりたくもない仕事をして、無駄に長い時間勤務し、よくわからない上司のわがままにさらされ、不毛な人間関係で精神をすり減らす。

会社員が皆、そういう状態で仕事をしているとは言いませんが、そんな風に「巨大なストレスを抱えたまま仕方なく働いている」サラリーマンも少なくないでしょう。

 

だからといって、誰もがみんな独立開業したり、フリーランスになれる訳ではありません。

しかし、もし、夢を叶えて独立開業できたとしたならば、サラリーマン時代のようにストレスの泥沼に埋もれることなく、楽しく、前向きに働いて行きたいものです。

そのためには、メンタルの強化、ストレスの回避は必要不可欠です。

まずは自分らしく働く方法、自分のスタイルやペースを作り上げること。

それができれば、まずは成功への第一歩といえるのではないでしょうか。

 
 
 

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