ドラマ「コウノドリ」感想ネタバレ<1〜8話>産婦人科医療の現実に迫るリアル医療ドラマ

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目次

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アドセンス大

ドラマ「コウノドリ」感想ネタバレ<1話>未受診妊婦の涙、そして母になる。

ドラマ「コウノドリ」感想ネタバレ。産婦人科医療の現場を舞台に命の生まれる奇跡の現場で繰り広げられる人間ドラマを描いたマンガ「コウノドリ」を綾野剛主演でドラマ化。その1話目のテーマは「未受診妊婦」だ。

主人公の産婦人科医・鴻鳥サクラの勤務する病院に、ネットカフェで倒れた妊婦が運ばれてくる。

彼女は、一度も診察を受けたことがない未受診妊婦だった。

未受診妊婦は、まったく診察記録がないため、母体・お腹の中の赤ちゃん共にデータがなくお産に危険が伴うのはもちろん、感染症などによる院内感染の危険性もあり、非常にリスクを伴う。

しかし、受け入れを決めたサクラは、無難に対処し、帝王切開で女の子を取り上げる。

母親は、赤ちゃんの父親に逃げられ、誰にも相談できずに時間だけが過ぎてしまったという状況。

借金もあり、税金も滞納していたことから役所にも相談せず、適切なサポートが受けられなかった。

そんな彼女をサクラは、「お腹の中の赤ちゃんを虐待していたことと同じ」と厳しく非難する。

未受診妊婦が500人に一人は多いのか?少ないのか?

妊娠、出産にまつわるデータ集:第6回 未受診妊婦の割合によると、2009年に大阪府で調査されたデータでは、妊婦500人に一人が未受診妊婦で、その受診しなかった理由は、経済的理由、無知、忙しかったという順番になっている。

2009年に大阪府は、未受診妊婦を「妊婦健診を1回も受けずに分娩または入院に至った」「全妊娠経過を通じての妊婦健診受診回数が3回以下」「最終受診日から3か月以上の受診がない」のいずれかに該当する者と定義し、未受診妊婦についての調査を都道府県レベルでは初めて実施しました。

2009年1月から1年間にわたった同調査の結果(*1)によると、合計で152例の未受診妊婦が報告されました。大阪府内の当時の分娩数が年間約77,000件ですから、その割合は0.2%。つまり、「府内でお産する人の500人に1人」が未受診妊婦という結果になりました。

受診しなかった理由としては(図1)、「経済的理由」を挙げたケースが33%と最も多く、「妊娠に気づかなかった」、「どこに行ってよいかわからなかった」など、自分の身体や社会システムへの「知識の欠如」が21%と続きました。また、未受診妊婦の年齢構成は、13歳から43歳まで。平均すると28.3歳で、そのうち中学生2人を含む未成年は24人いました。全体の40%が初産で、69%が未婚という結果に。

参照:妊娠、出産にまつわるデータ集:第6回 未受診妊婦の割合

500人に一人というのが、多いのか少ないのか分からないが、「妊娠したら産婦人科に行く」というのが「苦しくなる前に空気を吸う」のと同じ感覚である我々からすると、「未受診妊婦である」ということがとても「異常なこと」のように思える。

矢野の母親は父親に逃げられ、彼女に「産まなければよかった」と悪態をついた。

そうやって育った彼女もまた、ろくでもない男の借金を返すために風俗で働き、挙句の果てに妊娠して捨てられるといういばらの道を歩んでいた。

彼女にとって妊娠は「生きることを阻害する障害」だったが、彼女はネットカフェで破水し倒れた時、赤ん坊の命を助けるために救急車を呼んだ。これは決して「自分の命を守るため」ではなく、「子供の命のため」であったのだと信じたい。

男である小生が「母性」についぃて語るのは無理があるが、きっとそういう類の何かが、母となる女性の中には存在しているのだと思う。

自分の娘「こころ」に会うことを拒否し、一度は娘を捨てて病院から逃げ出した彼女だったが、やっとお腹を痛めた我が子と対面する。

要潤と臼田あさ美演じるお騒がせ夫婦に娘を「かわいいですね」と言われ、「よかったね」と涙を流す母親の姿を見て、涙もろい我が細君はティッシュを濡らしておりました。

結局、「こころ」ちゃんは乳児院へ、母親は就職し、生活基盤を安定させるために別の人生を歩む決心をした。

サクラ自身、孤児院で育った過去を持つ身。

「こころ」の身を案じると同時に、「人一倍幸せになれる」と言葉をかける。

ちなみに、妊婦のお尻をテニスボールで押すのは本当である

物語の中で、要潤が妻の陣痛による痛みを和らげるためにテニスボールでお尻を押すシーンがあるが、

あれは冗談ではなく本当の話である。
我が家は、夕方5時頃に陣痛が始まって、翌日の0時ちょうどに息子が産まれたので、お産の時間は7時間ほどと短かった。
しかし、分娩室に入ってからは早かったものの、それまでが長かった。
子宮口がなかなか開かなかったのが原因だが、その間、悶え苦しむ細君の尻を、小生はテニスボールで押し続けた。
ちなみに、スポーツオーソリティーにて98円(税抜)で買ったマイテニスボールである。
翌日は、ものすごーく右腕がだるかったが、我が子を抱くと不思議とだるさも痛みも吹き飛んだことを覚えている。
テニスボールは買わなくても、たいていの産婦人科に用意されているので、未来のお父さん達は心配しないように。

吉田洋のはっちゃけぶりが良い

原作マンガに出てくるキャラクターそっくりの髪型をした吉田洋のはっちゃけぶりが良い。

いつも触れたらキレそうな役どころが多かった綾野剛も、穏やかな雰囲気の中にも強い芯の通ったサクラ演じさせたら、なかなか様になっていて好感が持てる。

第二話は、小栗旬をゲストに迎え、再び命を巡る難しい選択を迫られる予感。

毎週、楽しみにみたいドラマが一つ増えた。

それにしても、いつもNHKのコント番組「LIFE」を観ていたので、星野源が真面目な顔をして演技をしているとどうしても笑ってしまう。

原作マンガ「コウノドリ」

ドラマ第一話のテーマになった「未受診妊婦」のエピソードは、マンガ1巻に収録されています。

医学や技術の進歩、社会状況の変化と共に、お産に関わる状況も昔とはかなり変わって来ているようですね。

今やなんと、自宅で人口受精ができる時代だそうです。

【妊活・不妊】自宅で簡単に人工授精ができる「シリンジ法」キットの登場に驚き。

ドラマ「コウノドリ」感想ネタバレ<2話>究極の選択。救うのは妻の命か赤ちゃんの命か

ドラマ「コウノドリ」2話の感想ネタバレ。産婦人科医療の現場を舞台に命の生まれる奇跡の現場で繰り広げられる人間ドラマを描いたマンガ「コウノドリ」を綾野剛主演でドラマ化。その2話目のテーマは「命の選択」だ。

事故にあった妊婦。救える命はひとつだけ

第2話目のテーマは「命の選択」。

主人公の産科医・鴻鳥サクラが勤務する病院に、事故で頭部に重症を追った臨月の妊婦・永井晴美が運ばれてくる。

あらすじはこちら

産婦人科医の鴻鳥サクラ(綾野剛)四宮春樹(星野源)、新米産婦人科医の下屋加江(松岡茉優)をはじめ、新生児科医の今橋貴之(大森南朋)白川領(坂口健太郎)、助産師長の小松留美子(吉田羊)らが参加する周産期母子医療センターの合同カンファレンス中に、救命救急医の加瀬宏(平山祐介)が飛び込んできた。交通事故にあった臨月を間近に控える妊婦が5分後に運ばれてくるという。
運ばれてきた妊婦・永井晴美(川村ゆきえ)は、頭部の外傷がひどく意識不明の状態だが、胎児の心音に異常はない。サクラは赤ちゃんが元気なうちに帝王切開に持ち込むことを提案するが、救命救急の加瀬にとって一番に優先すべきことは患者の命を救うこと。出産させることで母体の容態が急変するかもしれないと懸念しサクラの提案を跳ね除ける。

そこへ職場から駆けつけた晴美の夫・浩之(小栗旬)は、加瀬から晴美の容態の説明を受けるが、あまりに突然のことで事態が飲みこめない。ICUにいる晴美の姿を見て呆然と立ち尽くす浩之。サクラは晴美とお腹の赤ちゃんの状況を冷静に説明し、浩之にある過酷な選択を迫る。

──命の現場で突きつけられる過酷な選択とは?
晴美とお腹の赤ちゃんの命は助かるのか?
目の前の命をつなぎとめることが使命の救命救急と、赤ん坊の命を再優先にする産科。
異なる方針、想い、立場が交錯する中、かけつけた夫の裕之には、過酷な選択が待ち受けていた。

妻の命、赤ちゃんの生命、どちらを救うか

サクラは裕之に、今は小康状態を保っている晴美の容体が急変した時、晴美の命と赤ちゃんの生命、どちらを優先させるか決めてくれるように頼む。

絶句する裕之は、当然のことながら、即答することはできない。

誰が裕之と同じ立場だったとしても、同じ反応をすることだろう。

さっきまで元気にしてた妻が突然の事故に合い、命の危険にさらされているというだけでも一大事であるのに、

さらに問題はお腹の中の赤ちゃんにまで及んでしまう。

裕之としては、人生最大の混乱の極みだろう。

だが、医療側にとっては、不測の事態に備えて、家族の「方針」を確認しておくのは非常に大切なことだと考えられる。

その意思決定がはっきりしていないと、彼らも動きようがないだろう。

「命より大切なものがある」という妻の言葉

自分の置かれている状況を頭の中で処理できない裕之。

悩み苦しむ中で、スマホの中に保存してある元気だった頃の妻の動画を再生する。

その中で妻の晴美は、「自分の命より大切なものってきっとあるんだよ」と言った。

裕之はその言葉を妻の意思であると考え、心停止に陥った妻ではなく、お腹の中の赤ちゃんを救うという決断を下す。

救命医が必死に心臓マッサージを施し、サクラと四宮がICUで帝王切開を行う。

5分間という時間との勝負の中で、赤ちゃんは無事に「産まれ」た。

一つの命の誕生はまた、一つの命の終わりを意味していた。

自らの肉体が生存を終えようとしているその間際になってまでも、女性は自分の身体に宿った命を救おうと、必死に闘えるものなのだ。

母親とは、かくも強く、たくましいものなのかと改めて思う。

弱っちい生き物である我々、男共が敵う相手ではない。

晴美は、まさに自らの命をかけて、我が子を産み落とした。

「こんなにがんばった妊婦を放っておけるか」

晴美の亡骸を前にした四宮の言葉が、すべてを物語っている。

妻のいない世界で独り、娘を育てるということ

裕之はシングルファザーになった。

一ヶ月検診で病院を訪れた裕之は、すっかりパパの顔になっている。

愛する妻のいない世界で、独り、娘を育てる気持ちはどんなものだろうと想像してみる。

仕事をして、家事をして、育児をして。

肉体的にも精神的にも、相当ハードな毎日を送っていることだろう。

時には、すべてを投げ出して、自由になりたいと思う時もあるかも知れない。

自分がなぜこんなことをしなければならないのか、その運命を呪い、

死んだ妻を恨むかも知れない。

だが、そこには娘がいる。

自分がいなければ生きてもいけない、守ってあげなければ消えてしまう命を持った、自分と妻が待ち望んだ娘がいる。

裕之にとって娘の存在は、自らを苦しめるオモリであると同時に、生きる希望でもあるはずだ。

子供を育てるのは親だが、親も子供に「生きる強さ」をもらっているのだということを忘れてはならない。

ドラマ「コウノドリ」感想ネタバレ<3話>風疹で光を奪われた少女。喫煙、マタ旅、リスクを背負う覚悟はあるか?

ドラマ「コウノドリ」3話の感想ネタバレ。産婦人科医療の現場を舞台に命の生まれる奇跡の現場で繰り広げられる人間ドラマを描いたマンガ「コウノドリ」を綾野剛主演でドラマ化。その3話目のテーマは風疹・喫煙妊婦、マタ旅だ。

先天性風疹症候群は注射1本で防げるリスク

第3話目のテーマの一つが「先天性風疹症候群」。

主人公の産科医・鴻鳥サクラが勤務する病院で生まれ、先天性風疹症候群のために視力を失った少女・遙香が検査にやって来る。

少女は、妊娠中に母親が風疹になってしまったが為に、一生背負わなければならない障害を背負ってしまった。

あらすじはこちら

鴻鳥サクラ(綾野剛)は、10年前出産に立ち会った瀬戸加奈子(石田ひかり)と、そのとき生まれた娘・遙香(山田望叶)に再会する。遙香は、ピアノを弾くのが大好きな笑顔の可愛い少女に成長しているが、加奈子が妊娠中にかかった風疹の影響で白内障を患い目が不自由。心臓疾患もあるため、この日も心臓の検査を受けに来ていた。遙香には、風疹の予防接種を啓蒙するためのテレビ出演依頼が来ているが、加奈子は出演するかどうか新生児の頃の担当医・今橋貴之(大森南朋)に相談。テレビに出ることで遥香が好奇の目にさらされるのではと懸念しているという。

一方、ペルソナ総合医療センター近くでは、妊婦の木村法子(山田真歩)が喫煙中、激痛に襲われる。通りかかった四宮春樹(星野源)によって救急搬送されるが、子宮から胎盤が剥がれてしまう“胎盤早期剥離”で、母子ともに危険な状態だ。実は、法子は今まで四宮から喫煙が赤ちゃんに悪影響を与えるからと、幾度も禁煙するよう注意されてきた妊婦。緊急の帝王切開が余儀なくされる中、四宮には、法子と重なるある妊婦の手術の記憶が蘇る。四宮の過去を知るサクラは、その手術に立ち会うが…。

──法子とお腹の赤ちゃんは助かるのか?そして、四宮に影を落とす過去が明かされる。

参照:コウノドリホームページ

風疹といえば、なんだか懐かしい病気に聞こえるが、今も数年おきに流行し、先天性風疹症候群を患う新生児が爆発的に増える年もある危険な病気である。
日本では、もはや風疹は子供の病気ではなく、患者の8割が20〜40代である。

昭和54年4月2日〜平成7年4月1日までに産まれた男子は、副作用等の影響で接種が敬遠され、昭和54年4月1日以前の男子に関しては、その機会すら与えられなかった。
そのため、妊婦にまったく関係のない成人男性から無意識のうちに風疹が伝染し、発症してしまうという、あまりにも理不尽な悲劇が起こりえるのである。

ドラマ版では、先天性風疹症候群の娘を持つ母親が、その病気をより世間に知ってもらう為のテレビ番組に出演するかどうかで悩むという展開だったが、マンガ版「コウノドリ」第四巻で語られたオリジナルエピソードの方が、より考えさせられる内容になっている。

具体的には…

先天性風疹症候群で視力を失いながらも、ピアノを一生懸命がんばる健気な少女ハルカ。
彼女の父親が経営する会社の部下である男性は、妻が現在妊娠中。父親は、部下に「必ず風疹の予防接種を受けろよ」と忠告する。
というストーリー。

詳細は、コウノドリ(3巻) でご確認を。

小生の場合も、当然、息子を妻が妊娠中、風疹の怖さについては認識していた。
幸いなことに小生は、子供の頃に風疹の予防接種を受けていたので問題はなかったが、
もしそういう状況でなければ、迷う事亡く接種をしていただろう。
1万円程度の費用で、我が子が一生背負わなければならない病気を抱えるリスクから少しでも離れられるのであれば、
痛くも痒くもない。

喫煙妊婦、マタ旅。すべては事故責任

四宮から笑顔を奪ってしまった、5年前の妊婦死亡事件。

詳細は→ドラマ「コウノドリ」感想ネタバレ<番外編>四宮の過去と喫煙妊婦。小児科の奥に眠る少女の謎

原因のすべては、タバコを止められない喫煙妊婦にある訳で、こればかりは産科医にもどうしようもできないことである。

小生は、タバコ自体が「百害あって一理なし」の「世の中に不要な物」だと思っているので、喫煙すること自体が理解できないのだが、それを妊婦がしようというのはもはや、正気の沙汰とは思えない。

喫煙者にもいろいろ事情はあるだろうし、様々な言い訳を並べるのだろうが、お腹の中の赤ん坊に「確実に間違いなく悪影響がある」と分かっていながら吸うのだから、もはやこれは俗にいう「自己責任」と考えるしかない。

「喫煙のせいで、赤ん坊に何か不測の事態が起こったら、それは喫煙をしていた自分のせい」

それでも、ドラマのように妊婦に異変が起きれば、産科医達はどんな状況だろうと全力を尽くすだろう。

予想外の危機に陥った妊婦達が、ストレッチャーの上で、病室で、「赤ちゃんを助けて下さい」と懇願するのは、少々、身勝手過ぎるのではなかろうか。

四宮の苦悩は、妊婦を救えなかった怒り、子供を無事に産ませてあげられなかった後悔を自分にぶつけているからこその苦しみである。

それを「喫煙をしていた妊婦」のせいにして、自分を正当化しないのが、四宮という男なのである。

マタ旅はせめて国内で

最近ブームだという「マタニティ旅」=「マタ旅」。

これもヴァレンタインデーの菓子業界と同様に、ブームを作って一儲けしようという旅行業界の黒い策略だろうが、

それにのっかる妊婦は多いという。

このブームに関しては、産婦人科医の宋美玄さんも警鐘を鳴らすコラムを書いている。

参照:「マタ旅」ブーム…リスク覚悟してほどほどに

ドラマでも、サクラが説明した通り、マタ旅には多大なリスクがある。

・そもそも「安定期」だからといってまったく安心ではない

・問題が起きても主治医がすぐに診察できない

・地域によっては保険が使えず膨大な医療費がかかることも

・その土地の医療体制が不透明

など数え上げたらきりがない。

それでも行きたいというのなら、これも再び「自己責任」である。

とはいえ、「マタ旅」を意識した訳ではないが、小生も妻の妊娠中に旅行に行った口である。

妊娠8ヶ月。

埼玉から神奈川県・湯河原温泉への1泊旅行。

宿泊した旅館・湯河原温泉 源泉かけ流しの宿 オーベルジュ湯楽には、妊婦用のマタニティプランがあり、

しばらくないであろう「夫婦二人旅」をするために、「リスク承知」で決行した。

それでも、万全の体調であることを見定め、病院の主治医から了承をもらい、念のために旅館近くの医療機関もリサーチした上で、

「出来るだけリスクを減らした状態」を作り上げたことは言うまでもない。

ドラマ版では、海外に行きたがっていた「マタ旅」夫婦は、結局、沖縄旅行を選択してサクラに呆れられるが、

マンガ版では、実際に海外に旅行に行き、そこでトラブルが発生して電話をかけてくるというオチになっている。

海外へのマタ旅は危険過ぎる。

せめて、国内旅行で我慢することをおすすめする。

ドラマ「コウノドリ」感想ネタバレ<4話> 切迫流産で超未熟児。母体の危険、重い障害。産むか産まないか、命の選択

ドラマ「コウノドリ」4話の感想ネタバレ。産婦人科医療の現場を舞台に命の生まれる奇跡の現場で繰り広げられる人間ドラマを描いたマンガ「コウノドリ」を綾野剛主演でドラマ化。その4話目のテーマは「切迫流産」「超未熟児」「命の選択」だ。

切迫流産で超未熟児の我が子を産むか、産まないか。命の選択

マンガ「コウノドリ」<1巻>感想ネタバレ 出産は経験しなければ分からない人生のブラックボックスの記事でも紹介したエピソードが今回のテーマ。

第4話のあらすじはこちら

妊娠21週1日の妊婦・田中陽子(河井青葉)が、夫の淳(和田正人)に抱きかかえられるようにしてやって来た。異変を感じて病院へ来る途中に破水してしまい、流産しかかっている危険な状態だ。
前日の健診でお腹の張りを訴える陽子に、担当医の下屋加江(松岡茉優)は問題ないと帰したばかり。どういうことかと詰め寄る陽子に、下屋は言葉が出ない。鴻鳥サクラ(綾野剛)が切迫流産は予測が難しいこと、そして赤ちゃんがとても危険な状況なことを説明すると、そのあまりの厳しい状況に夫婦は呆然とする。そんなふたりに、サクラはある過酷な選択を委ねる。

一方、患者への説明ができなかった下屋は、苦しい決断を迫る役までサクラにさせてしまったと、医師としての自分の不甲斐なさに落ち込んでいた。さらに、新任の新生児科医・新井恵美(山口紗弥加)からは、産科と新生児科の合同カンファレンス中に厳しく反論され、下屋は産婦人科医として壁にぶつかってしまう。

──過酷な選択を迫られた田中夫妻が出した決断とは?そして、産婦人科医としての在り方を問われた下屋は壁を越えられるのか?

結婚して10年、望んで望んでやっとお腹に宿った赤ちゃんに命の危機が。

そんな自体に直面した田中夫妻は、サクラから「赤ちゃんを産むか、産まないか」の選択を迫られる。

まさに「命の選択」である。

妊娠21週で前期破水を含む切迫流産になってしまった陽子。

本来、赤ちゃんを守るべき羊水が膜を破って漏れてしまうその状況において、妊娠の継続は様々なリスクを伴う。

与えられた選択肢は、

1.絶対安静の状態で24週、胎児の推定体重500gまで待ち続けること。

その状態になって初めて、赤ちゃんの救命率は50%になる。

2.妊娠の継続を諦めること

理由としては、例え24週で出産したとしても、赤ちゃんには様々な合併症のリスクが有り、重い障害が起こる可能性も高いということが挙げられる。

母体にも、お腹の赤ちゃんにも大きなリスクの残る「妊娠継続」という選択するのかどうか。

すべては、その決定権を持つ唯一の存在である父親と母親に託される。

緊急帝王切開。正解のない問いに対する産科医の答えは

結局、25週を待たずに陣痛が始まり、分娩は回避できない状況になってしまった陽子。

下屋は、サクラの指示にしたがい、お腹の赤ちゃん、そして母体にかかるリスクを説明した上で、

母体優先のため帝王切開は薦められないと「医師として」告げる。

陽子は、下屋に問うた。

「下屋先生個人は、どう思いますか?」

下屋は答えた。

「わたしは、どちらも助けたいです」

産科医としては、母体優先のために「帝王切開を諦めさせる」ことが正解なのかも知れないが、

下屋は一人の人間として、同じ一人の女性として、妊婦が頼ることができる唯一の存在として、

自分の想いを吐露した。

その一言が陽子を後押しし、緊急帝王切開が決定された。

自分がもし、夫の立場だったらどうするか

自分がもし、田中夫妻の夫の立場であったとしたら、どうするだろうかと考える。

妻の命とまだ見ぬ子供の命を天秤にかけなければならないという壮絶な苦悩の中で、悩み苦しむのは当然だろう。

しかし、今そこに存在している「妻の命」という灯火が、無理な出産という行為によって消えてしまうとするならば、

小生は「妻の命」を選ぶかも知れない。

その時、「生まれてくる子供は長く生きられないかもしれない、障害があるかも知れない」という重い事実を、「そんなこと関係がない」と切り捨てることはできないだろう。

生まれてくる赤ちゃん、家族の生活、妻の命。

そのすべてをごちゃまぜに考え、悩み、苦しんで、きっと残酷な決断を下すことだろう。

産んで良かったという言葉

田中夫妻は、結局、500gに満たない超未熟児を出産し、大地と名付ける。

小さい小さい我が子と初めて対面した妻は、下屋に「私はこの子を産んで良かった」と感謝の意を伝える。

そこに確かに小さな命があるという事実、単なる反射とはいえ自分の指を小さな手でぎゅっと握るしぐさ。

出産という「未知の体験」を通り抜け、自らの命をかけてこの世に産み落とした命の尊さ、重さ、素晴らしさは

きっと体験してみないと分からない感情だろう。

ドラマ「コウノドリ」感想ネタバレ<6話> リスクとの闘い。高齢出産妊婦と家族の切なる想い

ドラマ「コウノドリ」6話の感想ネタバレ。産婦人科医療の現場を舞台に命の生まれる奇跡の現場で繰り広げられる人間ドラマを描いたマンガ「コウノドリ」を綾野剛主演でドラマ化。その6話目のテーマは「高齢出産」。晩婚化に伴い増加する高齢出産妊婦の切実な想いとは。

高齢出産の光と影。それでも産みたい、産ませたい。

第6話のあらすじはこちら

ペルソナ総合医療センターへ腹痛と出血を訴えた妊娠31週の妊婦が運ばれてきた。
すぐに緊急開腹手術を行うが、子宮破裂を起こしていたため子宮は全摘、赤ちゃんも助からなかった。妊婦は43歳。2年前に子宮筋腫を切除する手術を受け、不妊治療の上の妊娠だったのだが…。
鴻鳥サクラ(綾野剛)が診察する妊婦・竹下敦子(森口瑤子)も43歳。5年間の不妊治療の末、無事に妊娠し臨月を迎えたが、妊娠高血圧症候群が懸念され、大事をみて入院することに。

そんなある夜、鴻鳥サクラのもとへ娘の芽依を抱えた永井浩之(小栗旬)が飛び込んでくる。芽依は、健康に生まれ現在6ヶ月になるが、この日、浩之が保育園から芽依を連れて職場に戻って仕事しているうちに様子がおかしくなったと言う…。芽依の母親は臨月で交通事故に合い、サクラが帝王切開手術で芽依を取り上げたのちに亡くなった。浩之は男手一つで芽依を抱え、仕事と子育てに手一杯になりながら懸命に父親になろうと奮闘していた─。

そして、管理入院中の敦子が帝王切開で出産の日を迎える。手術には、サクラをはじめ産科医の四宮春樹(星野源)下屋加江(松岡茉優)、新生児科の新井恵美(山口紗弥加)白川領(坂口健太郎)が立ち合いバックアップ体制は万全だが、手術中の母体に予期せぬ事態が起こり…。

日本社会の「晩婚化」によって、出産の年齢も比例するように遅くなり、高齢出産は間違いなく増え続けている。

今では、40歳代での妊娠、出産、しかも初産ということも決して珍しくない。

「高齢出産」はすでに、「普通のお産」になりつつあるということだ。

医術や医療機器、薬の進歩や、「人間自体の生命力の強化」によって、例えかつては「高齢」と言われた年齢でも、問題なく出産を終えられるケースは少なくない。

しかし、その幸せな結末の裏側で、確実に「高齢出産」という呪縛に絡めとられ、終わりの見えない不妊治療や、高額な治療費に悩まされている夫婦も存在するのだ。

対照的な「高齢出産」のケース。

ドラマでは、冒頭で不妊治療の末にようやく妊娠した高齢出産の夫婦が、子宮破裂を起こして、緊急手術が行われた。

妊婦は助かったが、お腹の赤ちゃんは助からず。子宮も摘出してしまい、二度と妊娠できない身体になってしまう。

出産の望みが絶たれたという絶望感、子宮を切除されてしまったという喪失感は、経験した人でしか理解することはできず、

ましてや男の私が語るべきことではないと思うが、「想像を絶する悲しみ」であることは間違いないだろう。

不妊外来の行列は大げさでは?

病院の不妊外来に長蛇の列が出来ているという演出は、あまりにも「多すぎねえか?」と突っ込んでしまったが、

実際問題、専門の産婦人科病院では、あの程度の診察待ちはあって不思議ではないかも知れない。

小生と細君が通った産婦人科には、「不妊外来」が存在しない代わりに「望児外来」というものがあった。

これは、書いて字のごとく「児=子どもを望む人のための外来」である。

不妊外来というとどうしてもネガティブなイメージがあるが、「望児外来」と言われると、

「望」という字が使われているからか、何だか前向きな気持ちになれるから不思議だ。

5年間の不妊治療の末に、臨月までたどり着いた妊婦

ドラマに登場したもう1人の高齢出産妊婦・竹下敦子(森口瑤子)は、5年間の不妊治療の末、43歳で妊娠。

無事に臨月を迎えたが、妊娠高血圧症候群のため、大事をとって入院していた。

彼女も、そして彼女の夫もまた、待望の赤ちゃんの誕生を心待ちにしている。

妊娠期間=赤ちゃんの誕生を待つ時間というのは、長いようで短いようで。

いろいろなことがあり過ぎて、振り返る間もなく過ぎて行くものだが、特に臨月に入った後の「何かが迫り来る予感と高揚感」というものは、他に例え用のない「ザワザワした感情」である。

楽しみである反面、不安もある。

高齢出産で、しかも体調に心配があり早めの入院ともなれば、その不安は大きいものだろう。

5年間もの間、大変な不妊治療をがんばった「成果」としての赤ちゃんをその手に抱きたい。

敦子の想いは、その一点に集約される。

リスク覚悟の高齢出産。明日は我が身と心得る。

敦子は、帝王切開で女児を無事に出産するも、

子宮からの出血がひどく、危険な状態に。

サクラたちの懸念の処置もあって命は助かるが、その代償として子宮を失ってしまう。

手術後、サクラから説明を聞いた敦子の「生きていて良かった」という言葉は、とてつもなく重い。

物語の中には、第二話において、交通事故に遭遇し瀕死の重症を追った妻とお腹の中の子ども、

どちらの命を救うか究極の選択を迫られた男・永井が登場する。

http://shikawo.com/kounodori-dorama-2/

彼は現在、妻の形見となった1人娘を育てながら、懸命に二人で生活をしている。

妻を失った悲しみを抱えながらの1人育児は、相当な苦労がいるはずだ。

「産まれて来た自分の子どもを育てる」という「最高の楽しみ」を味わうことが出来なかった永井の妻。

運命の糸をたぐり寄せ、懸命に自らの命をつなぎ止め、ついに母になった敦子。

この二人の対照的な妊婦の運命は、残酷でもあるが、社会に当たり前にある現実を見せつけていると言えるだろう

我が家も第二子は高齢出産

小生は現在9ヶ月の息子の父であるが、もし二人目の子どもを望むとすれば、細君は間違いなく高齢出産になる。

それが当たり前の時代になったとはいえ、リスクが消える訳ではない。

それだけの危険を背負ってまで、細君に「もう1人、産んでもらえないか」と言えるのか。

もしくは、彼女が「もう1人産みましょう」と言ってくれるのか。

それは、我々の人生に関わる重大な事項なので、よくよく熟慮したいところだが、タイムリミットが迫っているのもまた事実である。

ただ、兄弟がいた方がきっと楽しいだろうなと、思わずにはいられない。

ドラマ「コウノドリ」感想ネタバレ<7話>  助産院で産む自由とリスク。「臆病な事」が良い助産師の条件

ドラマ「コウノドリ」7話の感想ネタバレ。産婦人科医療の現場を舞台に命の生まれる奇跡の現場で繰り広げられる人間ドラマを描いたマンガ「コウノドリ」を綾野剛主演でドラマ化。その7話目のテーマは「助産院」。出産スタイルの多様化によって「助産院で産みたい」という妊婦の要望も増えているというのだが…

助産院で産みたい妊婦と理想の出産

第7話のあらすじはこちら

助産院での自然分娩こそが赤ちゃんにとって一番の幸せだと信じて疑わない妊婦・森亜沙子(南沢奈央)は、バランスの取れた食生活を送り適度な運動を欠かさない、出産への意識がとても高い妊婦。しかし、助産院での出産への思いが強すぎるのか病院の産科を毛嫌いする一面も。通院する助産院のベテラン助産師・野々村秀子(冨士眞奈美)には、理想の出産を満足げに語るが、義務づけられている病院での検診では、担当医の鴻鳥サクラ(綾野剛)と一度も目も合わせないほど、病院での出産を嫌悪している。

一方、陣痛の痛みに耐えられない妊婦・山田郁美(足立梨花)は、助産師が主導で進められる正常なお産にも関わらず、サクラに対して、産科医なのに何で何もしてくれないのかと叫ぶ。そんな言いたい放題の郁美に対しても、助産師の小松留美子(吉田羊)は力強く手を握って励まし続ける。初産で不安がいっぱいな妊婦にはもっと寄り添う時間を増やしてあげたいが、病院ではそれが叶わない。実は助産院を開業した同期から引き抜きを受けていると、サクラと下屋加江(松岡茉優)に告げる。

そんな折、野々村の発言をきっかけに小松と四宮春樹(星野源)が言い争う事態に。産科医のいない助産院で出産することに否定的な考えを持つ四宮に対して、小松には助産院にある特別な思いがあるようで…。

助産院での出産はもちろん、自宅出産や水中出産など、出産スタイルも多種多様だ。

赤ちゃんは当然病院で産むものと思っていた小生は、脇目も振らず産婦人科の門を叩いたので「助産院で産む」という選択肢を考えることもなかったが、世の中には「助産院で産みたい」という人は当然のことながら存在する。

この「助産院」のエピソードに関しては、こちらのマンガ版3巻で取り上げられているので、

詳細は下記の記事で語っている。

http://shikawo.com/manga-kounodori-3/

助産院に固執する妊婦と助産院にルーツを持つ小松

ドラマでは、「助産院での自然な出産」に極端に固執する妊婦が登場する。

ドラマ的に誇張して描かれてはいるが、実際にこのくらい強いこだわりを持って助産院を選ぶ人は多いだろう。

むしろ、「何となく助産院で」という人の方が少ないはずだ。

大多数の妊婦は、病院で産む事を選択するのである。

これは「出産を体験」した人でないと分からないかも知れないが、

「出産」という人生の一大イベントには、他のあらゆる人生の出来事とは一線を画す「特別感」があるのは言うまでもない。

それが具体的にどういうものかを口で説明することはできないが、とにかく「特別」なのである。

その特別な行事を、生命誕生の瞬間を子どもの頃に体験したとするならば、

ドラマに登場した森亜沙子のように「私もこういうお産がしたい」と強く願うようになるかも知れない。

特にないバースプランの希望。願うのは「安全なお産」

小生も長男が産まれる時に、理想のお産を実現するための「バースプラン」を提出した。

「バースプラン」はつまり、「こんなお産がしたい」とか「分娩室ではこんな音楽流して」とか、

あらゆるお産の希望をとりあえず書いて、実現できるものはしてくれるという四次元ポケットのようなアンケートである。

小生と細君も、「いざ、書かん!」とバースプランの用紙に向き合ったが、とんと要望が出てこない。

なんとか絞り出したのは、

「夫がへその緒を切りたい」

というのと

「とにかく、母子ともに安全なお産」

という二つだけだった。

突き詰めれば、やはり「母体も赤ちゃんも無事で健康であること」が最高のお産なのだと思う。

小松のルーツは助産院。臆病なことが強さの秘密

小松の母親は助産師で、実家は助産院だったという過去が明かされる。

小松は、過去に自分の実家でおきた事件から、

助産院で産む事のリスクを痛いほど分かっている。

未だ「助産院」への憧れは抱きつつも、彼女は病院で働く事を選択した。

助産院院長・野々村の「臆病なのが優秀な助産師であり、助産院を事故なく続けて来た秘訣」という考えは、

命を預かるもののリスクマネージメントとしては、当然の心得なのかも知れない。

自分の裁量一つで母と子二つの命を危険にさらす可能性がある助産院の長という立場であれば、

四宮にウザいと思われようとなんだろうと、どんな些細な兆候でも見逃さず、病院との連携をはかるべきだろう。

それが、助産師としての正しい道である。

決して、「自分の方法論こそが正論」などとおごるようなことがあってはならない。

「助産師たるもの、臆病たれ」

助産師歴40年のお言葉は、かくも重い。

つぼみに忍び寄る、黒い影

四宮を変えてしまった事件の当事者である少女・つぼみの身体に異変が起きているようだ。

6年もの長きに渡り、植物状態のまま1人病室で過ごして来た彼女を思う四宮の心の内はいかに。

ドラマ「コウノドリ」感想ネタバレ<8話>  口唇口蓋裂・無脳症・不妊治療 それぞれの妊娠

ドラマ「コウノドリ」8話の感想ネタバレ。産婦人科医療の現場を舞台に命の生まれる奇跡の現場で繰り広げられる人間ドラマを描いたマンガ「コウノドリ」を綾野剛主演でドラマ化。その8話目には、自分の子供が口唇口蓋裂と診断された夫婦、かつて無脳症児を妊娠した過去を持つ夫婦、人工授精で不妊治療に成功した夫婦。3つの異なる妊婦が登場する。

口唇口蓋裂と診断された夫婦の苦悩

妊娠中の赤ちゃんを四宮によって口唇口蓋裂と診断された妊婦・土屋マキ。

命に別状はなく、手術をすれば必ず治ると説明されるが、それでも「自分は子供を愛せるのか」と苦悩する。

このエピソードの詳細レビューは漫画版で行っておりますので、こちらをどうぞ。

http://shikawo.com/manga-kounodori-6/

ただし、ドラマ版と漫画版では、少々描き方が異なる。

漫画版では、最後の最後まで障害を持つ子を産む自信、愛せる自信が持てずに苦悩していたマキだったが、報告に訪れた実家で赤ちゃんの4D写真を見た祖母が「かわいいねえ」と言ってくれた言葉をきっかけに、気持ちをふっきり、出産に向けて前向きになっていくという展開。

対してドラマ版では、マキは病院で口唇口蓋裂の赤ちゃんを持つ別の母親が書いた手紙を読み、そしてエコーでお腹の赤ちゃんを確認したところで、すでに「産んで育てよう、必ず治してあげよう」という決心を固める。

ドラマ版のマキの方が、より積極的に現実を受け入れ、前に進んで行こうという意欲にあふれている。

ここに出てきた「自分と同じ境遇を味わったことのある母親の手紙」というアイテムが出てきたことが、非常に大きかったと思われる。

自分と同じ悩みを持つ人が確かに存在し、そして問題を解決して幸せに暮らしている。

その事実ほど、心強い味方はないだろう。

その後、実際に口唇口蓋裂の赤ちゃんを妊娠した夫婦のドキュメントを見たが、その悩み抜く姿たるや筆舌に尽くし難いものであった。

こればかりは、自分自身が体験してみるまで、その本当の苦悩はわからないだろう。

無脳症のトラウマと闘う勇気

かつて無脳症児を妊娠し、やむなく死産となった経験を持つ妊婦・川村実咲。

彼女はすでに37週となり出産目前。

過去のトラウマから、一度はこの出産を夫に内緒であきらめようとまで思っていた。

一度、悲しい妊娠・お産を経験してしまうと、それが黒い影となり、次の妊娠に踏み出す一歩をためらわせる理由になるのは当然だろう。

「また、ダメだったら」

「また、生まれて来れなかったら」

自らの体を痛めつけてまで、子を育て、産み落とす妊婦の精神的・肉体的負担は想像を絶するものだろう。

もちろん、身も心も充実しなければ、良いお産などできるはずもない。

実咲は、サクラが見守る中で、無事に第一子を出産する。

ドラマ「コウノドリ」感想ネタバレ<番外編>四宮の過去と喫煙妊婦。小児科の奥に眠る少女の謎

ドラマ「コウノドリ」の感想ネタバレ。サクラの同僚・四宮医師(星野源)の過去にあった事件とは?冷淡な医師・四宮もかつては笑顔を絶やさない人気産婦人科医だった。しかし、ある喫煙妊婦にまつわる悲しい出来事によって、彼は変わってしまった。

四宮が妊婦に妊婦に厳しく。特に喫煙妊婦を嫌う理由

サクラの同僚である産科医の四宮(星野源)は、優秀だが決してニコリともせず、患者に対しても厳しい物言いを行うので、誰からもあまり好かれている人物ではない。

しかし、研修医時代を知っている小松にとって、それは意外な変化であり。四宮は「変わってしまった」のだ。

四宮を今のような冷淡で、妊婦に厳しい産科医に変化させたのは、ある喫煙妊婦にまつわる出来事だった。

喫煙妊婦に優しくしたつけが、母親の死と子の脳性麻痺

小児科の奥で眠っている少女の名前はしおり。

四宮は夜な夜な彼女の病室を訪れては、絵本を読んであげている。

彼女の母親は四宮の患者だった。

5年前、四宮は喫煙をやめられないしおりの母をきつく注意することもなく、禁煙を強く迫ることもなかった。

その結果、32周目で早期胎盤剥離となり、手術中の大量出血で妊婦は死亡。

生まれた女の子・しおりは重度の脳性麻痺で回復の見込みがない植物状態となってしまった。

四宮は患者に優しくした自分を攻め、こんなことなら嫌われた方が良かったと泣いた。

娘が二度と目覚めないと知った父親とは連絡が取れなくなり、しおりは病院の中で独り眠り続ける日々。

四宮は「あの家族を不幸にしたのはずっと自分だと思い続けている」のだとサクラは言う。

二度と悲劇を起こさないための四宮の覚悟

四宮は、元来、優しさと強さを持ち合わせた良い産科医である。

しかし、過去のトラウマによって「妊婦にやさしくすること」=害悪であるという思想を持ち、

現在のような妊婦に厳しく、ムダな感情を廃し、産科医としての仕事を完璧にこなすだけの「ロボット」になることを選んだ。

おそらく四宮自身も、その方が産科医として生きることが楽であるということもあるだろう。

四宮の主張はいちいち正論だが、そこには「感情」がない。

マニュアル通りに妊婦を出産まで導き、正しくお産をさせる。

それが今の四宮にとっての全てであり、生きる理由である。

今後も四宮は、自らの感情を抑えつけ、産科医ロボットとして生きていくのか、それとも四宮の感情をプラスの方向に爆発させるような事件が起こるのか。

注目です。

原作マンガ「コウノドリ」3巻に四宮の過去が描かれている

四宮を変えた過去の喫煙妊婦にまつわるエピソードは、マンガ3巻に収録されています。

原作マンガ「コウノドリ」

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